朝から空を覆う、どんよりとした黒い雲。 嫌な予感はしていましたが、学校へ向かうバイクを走らせている間、心の中でずっと祈っていました。 「あと20分、なんとかもってくれ……!」

しかし、願いも虚しく学校まであと数分というところで、風が急激に強まり、大粒の雨が降り出しました。

豪雨の洗礼と、水浸しのブーツ

「これはダメだ」と確信し、バイクを止めて急いでレインコートを羽織ります。 面倒でしたが、ブーツも履き替えました。しかし、そこからの雨は想像を絶する「豪雨」。

学校に到着した頃には、ブーツの隙間から浸水した雨で、膝から下、靴下、そして靴の中まで完全に水浸し。ここまで激しい雨に見舞われたのは、今の学校に通い始めてから初めてのことです。

「この先、本当にやっていけるんだろうか……」 びしょ濡れの足元を眺めながら、一抹の不安が頭をよぎりました。


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波乱の初授業:生徒たちの反応

そんな最悪のコンディションの中、ついに1時間目がスタート。 高校2年生のクラスの、記念すべき初授業です。

大雨の影響で欠席する生徒も目立ちましたが、まずは日本語で自己紹介をしてみました。 ずぶ濡れで教室に現れた新しい先生を見て、生徒たちはどう思ったでしょうか?

驚いたことに、彼らの反応はとても温かいものでした。 授業が終わる頃には、僕の名前をしっかりと覚えてくれていたのです。 あの豪雨の中を駆けつけたガッツ(?)が、少しは伝わったのかもしれません。


「一人」から「二人」へ。新しい挑戦

今回の学校では、以前の職場とは大きく異なる点があります。 それは、タイ人の先生と二人で教える「チーム・ティーチング(TT)」スタイルだということ。

以前は一人ですべてを切り盛りしていましたが、これからはパートナーがいます。

  • 困った時にすぐ相談できる。

  • お互いに協力して授業を作り上げられる。

この環境の変化は、僕にとって非常に心強いものです。 言葉の壁や文化の違いも、二人なら乗り越えていける気がしています。


今月の目標

足元はびしょ濡れ、前途多難なスタートでしたが、悪いことばかりではありません。 名前を覚えてくれた生徒たち、そして共に歩んでくれるパートナーの先生。

「まずは今月、全力で駆け抜けてみよう」

そう心に決めた、忘れられない一日になりました。 タイの雨季はこれからが本番。明日は、予備の靴下をカバンに忍ばせていこうと思います!

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