今朝は少し、心も体も重たい一日の始まりでした。

昨夜はとなりの部屋から話し声やスマホの音が響いてきて、どうしても寝付けず……。 結局、寝室を諦めて別の部屋に「ござ」を引いて眠ることになりました。

慣れない硬い床での睡眠。案の定、朝起きたときの体調はすっきりしません。 「あぁ、今日はやる気が出ないな……」 そんな予感がした朝でした。

完璧なリカバリーを目指して

それでも、なんとか自分を立て直そうと、朝から日光を浴びて、釣りをし、コーヒーを淹れて一時間ほど外でゆっくり過ごしました。洗濯やカーテンのアイロンがけ、顔のエクササイズ。やるべきことを済ませても、やはり頭の重さは消えてくれません。

ふと気づけば、最近は外食ばかりで野菜が不足していました。 「よし、今日は美味しい野菜を食べて、内側から自分を整えよう」

そう決めて、100バーツの予算を握りしめ、近所の小さなお店へ向かいました。

コンビニでもスーパーでもない、あのお店へ

向かったのは、タイの街角によくある、日用品や食品が雑多に並ぶ小さなお店。 大きなチェーン店のような便利さはないけれど、ふらっと入って、欲しいものを一個から気楽に買える、そんな場所です。

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奥にある冷蔵庫を覗くと、ありました。

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  • 人参 1本

  • ケール 1袋

  • トマト 1袋

驚くことに、これだけ買って、お会計はたったの40バーツ。 20バーツほどで新鮮な野菜が手に入る。この手軽さが、今の自分にはとても温かく感じられます。

「Where are you from?」という境界線

お会計をしようとすると、店主のおじさんが私の顔をまじまじと見つめてきました。 あまりの視線の強さに、思わず少し体が引けてしまいます。

「Where are you from?(どこから来たの?)」

やっぱり、そう聞かれました。 タイで暮らしていても、私の顔はどうしても「外から来た人」として映るようです。ごく稀にタイ人と間違われることもあるけれど、基本的にはどこへ行っても「異邦人」であることがすぐにバレてしまいます。

「これからも一生、こうやって聞かれ続けるのかな……」

正直、静かに買い物を済ませたいときには、少しだけ「面倒だな」と感じてしまうこともあります。 でも、ふと思いました。 この問いかけは、彼らなりの挨拶であり、世界への窓口なのかもしれません。

一見面倒なこのやり取りも、見方を変えれば、そこから会話が始まる「きっかけ」の種。 「日本人だよ」と答えた瞬間に店主の顔がほころんだり。そんな何気ないコミュニケーションが、異国での孤独を少しだけ和らげてくれることもある。

そんな少し複雑で、でも温かいやり取りも、野菜と一緒に持ち帰ることにしました。

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今日と明日の、小さな「整え」計画

野菜はすぐに傷んでしまうから、今日と明日で贅沢に使い切ることにします。

  • お昼: レストランでテイクアウトした「ガパオライス」に、たっぷりの生野菜を添えて。

  • 夕方: 胃腸を労わるために、ホクホクの「蒸し野菜」に。

  • 明日: 旨味を全部いただく「具だくさんのスープ」に。

「最近、ちょっと疎かにしていたな」という自分へのケア。 100バーツの予算の中でも、こうして自分で選んで、自分で整えるプロセスそのものが、今の私には一番の薬だったようです。

買い物から帰る道中、少しだけ頭の霧が晴れた気がしました。 しっかり食べて、しっかり休んで。明日の朝は、今日よりもっと軽やかな気分で目覚められますように。

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